10.家族、きょうだいの悩み

親やきょうだいも、がんの治療によって生活が変わり、悩みを抱えています。

親の悩み

親が看護や医療費、生計を負担・支援している世代では、親自身の仕事や経済的なことが大きな悩みとなってきます。30代の患者を持つ親たちは、親自身の経済・体調よりも患者であるお子さんとの関係性に悩む頻度が高いです。

きょうだいの悩み

AYA世代のがん患者さんのきょうだいは、やはり多くがAYA世代です。がんのきょうだいがいないAYA世代や、がんを経験しているAYA世代と同じように、一番の悩みは自分の将来のことです。患者の診断年齢が高くなるにつれて、きょうだい自身のことではなく、患者の病気のことや将来の心配が上位に上がってきています。

ご家族のための相談窓口もあります

がん相談支援センター
患者さんのことや病気に関することだけではなく、ご家族のご相談にも対応しています。

患者会・支援団体
親やきょうだいの支援や同じ経験をした家族同士の集まりなどを開催している団体もあります。病気や生活についてのツールや情報を得ることもできます。